歯車伝達誤差測定装置の開発（第2報）超高負荷測定における負荷変形の低減

摘要

著者らは自動車用歯車の実働負荷により近い負荷での伝達誤差測定を目的に新たに測定装置の開発を行った．CAE解析を利用し機構部剛性を検討しながら設計し，変形量を低減したことにより，従来装置の3倍の負荷での測定を実現した，また，数値シミュレーションによるかみあい伝達誤差の解析が行われるようになり，測定値との対応を検討する際，伝達誤差測定時の歯車組み付け位置を明確にしておくことが重要となる．開発した装置についても負荷変形を実測し，従来装置との比較を行った．