地域コミュニティ活性化のための関係資産の可視化シミュレーション

摘要

日本は急激な人口減少・超高齢化社会に直面しており，2020 年から2025 年にかけて全ての都道府県で総人口が減少すると推定されている．NHK（日本放送協会）が継続的に実施している意識調査で，隣近所との望ましい付き合い方の推移を見てみると，「なにかにつけ相談したり，助け合えるようなつきあい」と回答した人の割合は，1973 年の34.5%から2013 年には18.1%へと大きく減少しており，地域での支え合い意識の希薄化も進hでいる．日本は近年，東日本大震災やなど，様々な災害に襲われており，住民同士の「つながり」が重要である．また，実際に「コミュニティの再構築」を望む声が増えている．