道路交通騒音予測において車両の音響パワーレベルの不確かさが予測値に及ぼす影響に関する検討

摘要

道路交通騒音を予測するモデルとして，日本ではASJ RTN-Model 2018 [1]（以下“ASJ モデル” と呼称）が提案され，広く用いられている。当該モデルでは種々の条件下で予測値と実測値の対応をベースとした検討[2, 3] が行われているが，予測誤差の要因の特定や定量化といった詳細な検討はなされておらず，実用上の予測誤差の見積もりや将来的な予測精度向上を目指すうえで，検討の余地が残されている。