REM 添加ワイヤを用いた狭開先CO_2 溶接技術の四面ボックス角溶接への適用: テーパー形溶接四面ボックスの評価

摘要

本報告では、テーパー形溶接四面ボックス角溶接部へREM 添加ワイヤを用いた狭開先CO₂溶接を適用し、溶接部の内部品質と機械的特性、さらに溶接による部材の変形について検証した。その結果、本研究の範囲では各機械的特性は良好であり優れた溶接部特性が得られた。また溶接欠陥の発生もなく初層近傍の靭性も良好であった。なお溶接後の部材の変形も極めて少ない結果であった。今後もデータを蓄積し実績を重ね実物件への適用を検討していく。