広島県呉市をモデルとした中小都市BCP策定のための調査研究(第6報)呉市消防署の実態調査

摘要

消防暑は火災の消火や救急活動を中心とした業務を行うとともに、日常の防災活動といった住民の安全と生活に密着した職務を継続して遂行している。災害時においては行政機関•警察署とともに対策本部の中心となって市民の安全と生活を確保するための重要な役割を担い、通常の業務活動を継続させながら、被災者の救出活動や多発する火災の消火活動を行い、災害拡大の防止を図って市民の安全を確保するほか、被災者の救護活動を被害状況や安否確認などの情報提供についても混乱の中で克服して、その機能を存続させる必要がある。