高復元と損傷抑制を有するRC梁に関する実験的研究 その2. エネルギー吸収と損傷抑制

摘要

前報の実験結果について述べる。図5に±1/100rad.,±1/50rad.および±1/33rad.のサイクルの終了後のひび割れ図を示す。両試験体とも下端側では下端主筋が2本でモーメントによる引張応力が小さくなるので曲げひび割れは少ないが，上端側は上端主筋が4本または高強度で，引張応力が大きくなるため曲げひび割れが多数，生じている。