米国ニューハンプシャー州におけるモービルホーム／マニュファクチュアドホームの借地問題とパークコンバージョンの動向

摘要

米国では、自動車の大衆化とともに登場した移動式住居が、後に「モービルホーム」や「マニュファクチュアドホーム」（以下、総称して「MH」）と呼ばれる住居形態として普及する。前者は、戦後の空間規模の拡大により、本格的な住居としての体裁を整えるようになったものであり、後者は、1976 年、この住居形態向けの建築基準法が制定され、初めて正式な建築物として認知されたものである。いずれも大半は専用の「パーク」（以下「MHP」）に設置され（写真）、その後再び動かされることはほとhどない。