蒸発冷却効果を有する舗装体における表面濡れ状態と含水率と気象条件の関係: 都市熱環境改善に向けた蒸発冷却舗装とその予測評価手法の開発その5

摘要

1)日中の乾燥過程における表面濡れ状態と含水率の鉛直分布は、舗装体内の平均含水率が決まれば、気象条件によらず、ほぼ同一の値、分布を示すことを明らかにした。2)舗装面の蒸発に大きく影響する表面濡れ状態のモデル化について、舗装体全体の平均含水率を基本的なパラメータとする関数化の可能性が示された。次報では、吸湿等の影響が見られる夜間の特性を把握した上で表面濡れ状態をモデル化し、舗装システムの冷却効果を予測可能とするよう熱収支シミュレーション手法に組み込hだ結果を報告する。