地方都市中心市街地における大型商業施設撤退後の後利用に関する研究:長野市もhぜhぷら座を事例として

摘要

近年、市街地の郊外化が進むにつれて中心市街地における商業の中心となっていた大規模商業施設の撤退が相次ぎ、空き店舗や空き地のまま長期間放置されている地域が増加の一途をたどっている。今回取り上げる長野県長野市のもhぜhぷら座は、平成１２年の大型商業施設の撤退後、長野市が中心市街地の最重要課題に位置づけ、民間所有の当該土地?建物を取得した。また、長野市が扱えない商業施設の誘致?運営に関しては、株式会社まちづくり長野が担うことで撤退後の後利用に貢献している。以上の背景から、本研究では長野市もhぜhぷら座を事例として大型商業施設撤退後の後利用に着目する。