特別連載花いけバトル[最終回]花いけバトル王者決定戦シリーズ2014第5戦@青山CAY

摘要

王者決定戦シリーズ最終戦年間グランプリ王者決定戦行きの最終キップをかけた第5戦。全く違ったジャンルで活躍するお三方がどんな花いけを魅せてくれるのか？今回も非常に魅力的なバトラ—が揃った。年明けすぐの開催とあって、この時期独特の新春を彩る花木と、この花いけバトルの為に制作されたという、大振りでどっしりとした岳中さんの器とどうコラボレーシヨンさせていくのかに汴=してみたい0バトルを幾度も経験してきた平間氏に対し、初出場の長田氏と恒石さんが5分をどう生かし魅せてくれるのか？そんな興味にそそられる中、最終戦のバトルは恒石さんの花いけで幕を開けたのだった。「コンテンポラリーァートの妖精」恒石小百合(STYLE OF GLOBE代表フラヮーデザイナI)ファ—ストバトルから、恒石さんの花いけは、実に.自然で流暢な所作が随所に感じ取られた。5分という時間を感じさせることはない。バトルの前に彼女は、『花にいけさせて頂いている』と話していた通り、殆ど迷い無く花が器に溶け込んでいく。長年花に携わつていると、天性の才能が無ければこうはいかないものだ。2Rは白の壷状の器に、枝振りの良い松でアウトラインを作り、ェピデンで空間を飾り、最後にァロカシアとパンジーでアクセントを付けた巾し分ない花いけを披露。3 Rでは、器との色の対比でデザイン構成し、目に焼き付く花いけを展開。4 Rでは、実の沢山付いたャッデの大きな枝と質感の近いロマ、不スコとを調和させ、フィニシングタツチにパンダを添えてアクセントを付けた。