A study of the dependence on home helpers by elderly receiving care at home (2) : Relation to the satisfaction with the home helperu27 s care and subj ective well-being

摘要

本研究では、高齢者のホーム・ヘルパーへの依存が適応的な機能を有するかを明らかにするために、主体的に要望を主張し依存する「能動的依存」およびヘルパーが必要と判断した援助を提案し、高齢者が必要と感じたときにその援助を受け入れる「受動的・選択的依存」とホーム・ヘルパーの仕事への満足感、主観的幸福感との関連について検討した。要介護（または支援）認定を受け、在宅でホーム・ヘルパーを利用している高齢者129名を対象に質問紙調査を実施した。分析の結果、どちらの依存においてもより高い高齢者の方がホーム・ヘルパーの仕事への満足感が高いことが示された。また、独居の高齢者においてのみ「選択的・受動的依存」が高い方が主観的幸福感が高いことが示された。