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樹木を食害する害虫が忌避する木伝播振動の解析

机译:食树害虫驱除树木传播振动的分析

摘要

世界各地のマツに壊滅的な打撃を与えているマツ枯れ病は,病原体(マツノザイセンチュウ)を,マツノマダラカミキリが媒介することで伝染する.これまでのマツ枯れ病対策は,化学農薬の散布によるマツノマダラカミキリの駆除が主であった.環境に配慮した害虫防除は世界的な潮流であり,農薬使用量を軽減し,環境保全型の防除への転換が求められており,農薬を使わない有効な防除技術として,固体や空気を伝播する振動を利用して害虫の行動を制御する方法がある.固体を伝播する振動は,ほとんどの昆虫において捕食者の接近を意味し,忌避をひきおこす.そのため,カミキリムシ類を含めた広範な害虫種において,振動による行動制御が期待できる.振動を用いた防除の試みは害虫種を問わず皆無であるが,マツノマダラカミキリが脚部にある弦音器官で振動を感知することや,振動に対して忌避するなど敏感な行動を示すことが明らかになっている.これらから,適切な振動を与えることによってマツノマダラカミキリの行動を制御し,防除に応用できる可能性が見出された.本研究では,マツを伝わる振動を用いたマツノマダラカミキリの行動制御法を開発するために必要な,マツの振動特性の解明を目的とし,加振方法の違いによる振動伝播速度への影響を検討するために,インパルス加振および正弦波加振による実測およびシミュレーションを行い,以下の知見を得た.(1)インパルス加振時は,正弦波加振時に比べ,計測による振動伝播速度のばらつきが大きく,特に樹皮の速度については,求めることができなかった.樹木の振動モードの違いにより,振動の伝播を正しくとれない可能性がある.(2)正弦波加振では安定して速度を求めることができ,加振点から遠い部位では位相速度が速くなった.また,応力波の伝播に対して,樹木全体の振動は複雑であり,実験より位相速度を求めるためには,ひずみを検出することができるPVDFフィルムを使用した方が良い.
机译:遍及世界各地的松树的毁灭性松树病是由病原体(Pineus nematode)传播的,而病原体是由松木金龟子传播的。迄今为止,针对松树枯萎病的主要措施是通过喷洒化学农药来消灭松树枯萎。环保害虫防治已成为全球趋势,需要减少农药的使用量并转向环保型防治,作为一种有效的无农药防治技术,固体和空气得以传播。有一种通过利用产生的振动来控制有害生物行为的方法。通过固体传播的振动在大多数昆虫中意味着掠食性进近,从而引起排斥。因此,在包括天牛科在内的多种害虫物种中,可以期望通过振动来控制行为。不管有害生物的种类如何,都没有尝试使用振动进行控制,但是松树甲虫可能会表现出敏感的行为,例如感知其腿部弦音器官中的振动并避免振动。很明显。从这些结果发现,施加适当的振动可以控制松木金龟子的行为,并且可以应用于其控制。这项研究的目的是阐明松树的振动特性,这对于利用松树传播的振动来开发松树枯萎病的行为控制方法是必要的。为此,我们通过脉冲激励和正弦波激励进行了实际测量和仿真,并获得了以下知识。 (1)与正弦激励的情况相比,在脉冲激励时,由于测量而引起的振动传播速度的变化大,无法获得树皮的速度。由于树木的振动模式不同,有可能无法正确吸收振动的传播。 (2)可以通过正弦激励稳定地获得速度,并且在远离激励点的部分相速度变得更快。此外,整棵树的振动相对于应力波的传播是复杂的,因此最好使用能够检测应变的PVDF膜,以便从实验中获得相速度。

著录项

  • 作者

    菅谷 章洋;

  • 作者单位
  • 年度 2016
  • 总页数
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 ja
  • 中图分类

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