速度積算による航空機の位置推定

摘要

電子航法研究所で開発を行っているGlうAS（地上型補強システム）などの航法装置の測位精度評価実験では，一般的なキネマティツク測位で高精度測位が可能といわれている基線長10kmを越えることが日常的であり、連続的に高精度測位が出来るエリアの拡大が必要とされている．そこで，飛行コ－ス下に置かれた、GEPMETT点などの複数の基準局を用いることにより，高精度測位可能な複域の拡大を目指している．今回は，機上GPS受信機で取得した高レート（1秒）データの搬送波位相の変化より航空機速度を凱ヒル，積算することで位置推定を行い，低レート（30秒）データを基準局データとして用いて算出した測位値の補完を行った結果を報告する.