遠隔操作地耐カ試験装置によるニューマチックケーソンの平板載荷試験

摘要

ニューマチックケーソン工法では，最終的な支持地盤の地耐カ確認のため最深部において平板載荷試験を実施する。試験は，①試験装置の設置→②平板載荷試験の実施—③解体.撤去の工程を経て行うが，ニューマチックケーソン工法の場合，その工事における最も気圧の高い条件下での実施となり，函内の気圧が高いほど，また函内滞在時間が長くなるほど高気圧障害の発生リスクが大きくなる。この対策として弊社では遠隔操作による地耐力試験を実施し，?載荷試験時の無人化による潜函ェの函内滞在時間削減，ならびに②試験装置をコンパクトにすることによる作業の省力化を行っている。以下，弊社で開発?使用している遠隔操作地耐カ試験装置の概要と実施例を紹介する。