水平面内60°ビーム幅を有する移動通信用基地局アンテナの一設計法

摘要

移動通信用基地局アンテナは複数の通信システムのアンテナと同じ鉄塔に搭載するため，アンテナ設置空間はひっばくしている．そのためビル屋上に設置することが多くなり，基地局アンテナの設置空間の制札風圧荷重の低減が望まれている．風圧荷重を低減するためには受風面横（アンテナ閉口帽）を小さくする必要がある．本論文は，6セクタ鰊線ゾーン構成に適用する基地局アンテナの小型化を検討している．アンテナは平面反射板付き2素子ダイポールアンテナで構成し，主反射板帽が0.5入，アンテナ開口帽が0.62入のノト型な構造で設計できることを明らかにしている．主反射板を小さくすることによりアンテナ関口帽の狭小化を図り，側面反射板と無給電素子の適切な配置によりビーム帽の増大とF／Bの劣化を抑制した．その結乳反射板とダイポールのみの構造より，主反射板帽は50％，アンテナ間仁川掛ま38％の小型化が可能なことを明らかにした.