自然観測法理論による過渡電磁界信号の特性時間決走法

摘要

放電などによって発生する電圧·電流波形ヤ放射電磁界波形は，放電過程や電磁界の放射伝搬過程により複雑な波形となることが多い．特に，波形の開始時間，ピーク及び変伯点のような波形を特徴づける時間（野性時間）の決定は困難な場合が多い．本論文では，特性時間を決定する方法として，モデル化した雷放電による放射電界波形を計算し，この波形に自然観測法理論による処理を適用し，出力波形のピークを用いる方法が検紺されている．この出力波形のピークは電磁界波形の変曲点の時間となることが示され，放電発生点から光速伝搬することが明らかにされている.