マルチホップ無線通信における差動符号化変調方式を用いた双方向中継伝送方式に関する検討

摘要

本論文では、マルチホップ無線ネットワークにおいて、ネットワーク符号化及び、システム構成が比較的簡単な差動符号化変調／遅延検波方式を用いた双方向中継伝送方式を検討する。2送受信端末と1中継端末からなる2ホップネットワークを想定し、まず、2フェーズで双方向伝送を実現やきる新型高効率伝送方式を提案し、その原理と計算機シミュレーションによる性能評価結果を紹介する。次に、3フェーズで双方向伝送を実現するアナログネットワーク符号化を用いた伝送方式を提案し、非対称通信トラヒック量条件において、その性能をディジタルネットワーク符号化を用いた従来方式と比較する。