熱交換器伝熱管管端部の檢査方法の開発

摘要

化学プラントにおいて、全機器数に占める熱交換器の割合は非常に高く、安全·安定操業を維持してし、くうえで、その信頼性確保は重要なカギとなっている。 熱交換器の寿命を律するのは伝熱管である場合が多く、非磁性材料の渦電流法をはじめ、炭素鋼管などの強磁性材料についても、超音波法、リモートフィールド渦流法、漏洩磁束法などのさまざまな評価手法が実用化ざれてきたり。 また、検査結果の評価に極値統計法の有効性も確証されるようになりり、余寿命管理という側面からも現場的に実用的な対応が可能になりつつある。一方で管と管板の溶接部（管端溶接部）は、十分な検査技術が実用化されていないのが現状である。 本稿では、熱交換器管端溶接部の検査方法について検討した結果を報告する。