発生源と医療機器への影響の定量的な評価

摘要

携帯電話や無線LANなどの無線通信機器の電波が各種医療機器に影響して何らかの障害を引き起すかどうか，また起す場合はどのような状況かを抜けのないように把握するために，できるだけ厳しい条件を想定して定量的な影響評価を行うことが重要である．我が国では世界に先駆けてこのための実験評価システムが開発使用され，膨大な実験データの取得と障害防止のガイドライン策定に大きく貢献している．この実験評価システムについて，所要条件，具体的な構成法，技術的ポイントなどを解説する．