電気自動車(EV)と電気ヘリコプター(EH)を組み合わせて被災地モニタリングに活用する3次元モバイルサベイランス(3 Dimensional Mobile Surveillance,3DMS)システムにおいて,EHの自動操縦に必要なEHの飛行高度測定方式について検討を行った.GPSの高度測定は低精度であるという問題があるため,気圧を用いた方式との比較実験を行った.両方式ともEVとEHのそれぞれに測定装置を取り付け,それぞれの測定データを用いて,EVとEHの高度差を推定する.その結果,GPSの高度測定誤差は平均で6m程度,気圧センサを用いた場合の測定誤差は平均で1m程度という結果となり,気圧を用いることで高精度な高度測定が行えることを分かった.また,気圧センサを用いて高度変動時の高度差測定精度を調査し,EHの上昇·下降によらず,誤差0.5m以内の高精度な高度差測位を行えることが分かった.
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