Emergency PCPS-わが国の集計を中心に

摘要

重症心不全に対する機械的循環補助法のうち,経皮的に装着可能な経度的心肺補助(POPS)法は簡便かつ強力な循環補助として,内科·外科を問わず広く臨床応用されている.とくにPCPSは新しいカニユーレや装置の開発とともに急速に善殺し,循環器内科·外科のみならず救急医療での救命処置や関心術補助手段として今後の展開が期待される.その成績も,年々向上し,おおむね満足できるものであるが,まだ合併症も多く, heparinコ一ティングを含め杭血栓症など装置蘭で改良すべき点も多い.また,適応や補助期間,倫理的な問題についても今後の課題と考えられる.今後,装着の改良がさらに進めば, POPSは在室補助装置(LVASほの連携でー層発案するものと思われる.