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ウェンデリン·ファン·オルデンボルフ 柔らかな舞台

机译:ウェンデリン·ファン·オルデンボルフ 柔らかな舞台

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摘要

ウェンデリレ·ファン·オルデンボルフ(以下,WvO, 1962年?)は,現在ベルリンで活動するオランダ出 身のアーティストで,20年以上にわたり具体的な 人物や文化的·政治的実践や出来事を取り上げ, それに関わる場所でさまざまな背景を持つ人びと の対話を映像で記録している. 本展覧会は,国内 初となる個展として,ナショナリズム,ジェンダー, 植民地などの問題についてWvO独自の手法で切 り込んだ6つの作品を上映し,このような問題が社 会と歴史にいかに結び付いているのかを示した. WvOが手がけた会場構成は,身体や視線,声が 交差することで,人びとが社会の変化に目を向け るきつかけとなることを意図していた. 舞台セット のような空間は,舞台と客席の関係を最もシンプ ルな形で残しつつ,背中合わせになっている別の 作品を同じ空気の中で鑑賞する混沌さが存在して おり,展覧会で作品を巡つて鑑賞するのではなく, 演劇の舞台を重ね合わせて見ているように感じた. WvOは社会にはびこる問題や,それをもたらす思 考のバックグラウンドを,文献,音楽,小説,ワー クショップなどのッールを使って探っている. 特に, 本展覧会のために日本国内で制作された新作「彼 女たちの」(2022)は大きな見どころである. 本作 はふたりの小説家,林芙美子(1903?51年)と宮本 百合子(1899?1951年)の作品を軸とし,女性の解 放と貧困をなくすとしう理想を相反する道筋で描 いたふたりの小説を,異なる世代のキャストらによ る朗読と対話によって展開する. 日本語で書かれ た原作と英訳版を往来しながら議論を行っていく シーンでは,林と宮本が綴った言葉の力強さを感 じ,ふたつの言語で見え隠れする表現の壁を考え させる. また撮影は林自らが設計した旧自邸,林 芙美子記念館(設計:山口文象,1941年)や神奈川県 立図書館(設計:前川國男,本誌5303)などで行われた. 魅力的な建築空間を見せるだけでなく,林が自邸 に込めた物語や,執筆した作品が押し出す複雑な 権力関係の象徴など,建築が持つ意味を"語り手" として担わせていた.

著录项

  • 来源
    《新建築》 |2023年第3期|19-193|共2页
  • 作者

    脇山日菜子;

  • 作者单位

    日本女子大学大学院家政学研究科;

  • 收录信息
  • 原文格式 PDF
  • 正文语种 英语
  • 中图分类
  • 关键词

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