「低炭素?脱炭素関連，社会実装へ」日鉄エンジニアリング谷岡孝ー執行役員に聞く

摘要

——環境?エネルギーセクターの営業本部長としての抱負をお願いします。谷岡孝ー執行役員営業本部長「現在，当社には3つのセクターがありますが，環境·エネルギーセクターは，事業規模で全社の3分の2以上を占める，中核の事業セクターとなっています。とりわけ，昨今の重要なトレンドとなっている低炭素·脱炭素化というニーズに応え得る商品ラインナップと技術力，さらに永年にわたり積み重ねてきた，技術?顧客資産などのネットワークも持ち合わせています。世の中の動きが非常に早くなってきている中，当社でも廃棄物発電をはじめとする既存関連商品の営業強化に加え，現在着手中の技術開発や実証設備を，いち早く社会実装につなげていくことを念頭に置いて進めております。まずは2025年をターゲットに低炭素?脱炭素関連の売上規模を着実に増やしていき，同時点でその比率を全社売上の50以上とする目標を掲げております。その中で，環境·エネルギーセクターの果たすべき役割は非常に大きいと考えています。特に，これからの1～2年は，30年，50年に向けて，どういう視点で何をどこまでやっていかなければいけないのかということを議論·検証し，リソースの重点化と具体的なァクションを加速しなければならない大変重要な時期にあたると考えています。このような重要な時期に，環境·エネルギーセクターの営業を預かる立場になったのですが，分野も多岐にわたるので，日々お客様をはじめとするステークホルダーの皆様とのコミュニケーションを重点的に図りながら，腰を据えた対応を図り，しっかりと期待に応えていきたいと考えています」。