1.新生児?小児輸血一特有の病態と問題点ー

摘要

わが国では年間100万人弱が輸血を受けており,その中で小児に対する輸血は4~5,さらにその半数以上が新生児医療で行われている.新生児医療は様々な医療分野の中でも輸血の頻度が高い分野といえる.新生児,未熟性の強い低出生体重児では特有の病態が存在し,このため成人における輸血療法とは異なる配慮が必要となる.