画像認識技術を活用した糠田排水機場の運転監視

摘要

利根導水路事業は、東京都をはじめとする首都圏の水需要の急激な増加に応えるため、利根川水系の総合的な水資源開発計画の一環として、東京オリンピックを控えた1963年に工事着手し、1968年に完成、現在52年が経過する。このうち、武蔵水路については、東京都および埼玉県の都市用水、河川浄化用水導水のほか、出水時における近隣河川流域の内水を排除する目的を持つ（第1図）。