世界を代表する水中ドロIンとプルIHコノミ匿に基づく養殖業の発展

摘要

近年、日本における漁業生産量の減少傾向がつづいている。1984年のピ—ク時には約12 8 2万tを生産していたが、1988年ごろから減少の一途をたどり、2017年には431万tまで減少している。注目すべきは、漁業生産量が減少に転じるなか、養殖業が全体の2割を占めている点だ。世界の漁業生産量を見ても、藻類養殖などの生産量が増加し、全体の5割を占めるまでに成長している。なお、養殖業の占有率の高まりは、養殖生産量の増加ばかりではなく、漁船漁業による生産量が頭打ちとなり、減少していることも大きい(図ー)。