鉄道事業者の電車線路設備(12): JR北海道の在来線の電車線路設備

摘要

JR北海道の電化は、在来線は昭和43年の面館線小樽?滝川間に始まり、函館線、室蘭線、千歳線、海峡線、宗谷線、札沼線におよんでおり、令和元年度末における電化キロは、444.8kmで電化率は18.6%である（新幹線の電化キロは、148.8km、図-1)。また、JR北海道の在来線の特徴はき電電圧が全て交流20kVで統一されており設備管理が共通して行える。しかし、き電方式はATき電方式、BTき電方式の2種類があること、架線方式についてもシンプルカテナリー式、ヘビーシンプルカテナリー式の2種類が存在する。