近年、各産業界から注目を浴びているMaaS(Mobility as a Servive)。自動運転やカーシェアリング、電動キックボードなどのモビリティ分野にとどまらず、不動産業や小売業などあらゆるプレーヤーが連携やサービス展開を模索している。小田急電鉄では、2018年3月に長年の悲願であった複々線が完成した。地下化された下北沢駅周辺の複々線の地上部では「下北線路街」という新たなまちづくりを進めている。そのような中、2019年10月からMaaSアプリ「EMot(ェモット)」の実証実験を開始した。本稿では、MaaS開発を実施するに至った背景や経緯、MaaSアプリの概要や実証実験の内容について紹介する。
展开▼