王子板紙が生産体制を変更

摘要

王子板紙はこのほど、生産体制の見直しを決めた。 同社は2002年10月の製販統合に当たり、苫小牧工場2号抄紙機を廃棄、中津川工場3号抄紙機を休止（その後廃棄）、祖父江工場7号機を休止し、需要に見合った操業を続けてきた。 しかし、これら3台の休廃止は統合前の3社（北陽製紙、中央板紙、高崎三興）がそれぞれの事情と判断に基づいて行っており、必ずしも新生・王子板紙としての全体最適化を考慮したものではなかった。 そこで統合後1年半が経過したのを機に、現在の需要動向を踏まえつつ、製品品質の向上や操業の改善といった観点から改めて種々の見直しを行い、次のように生産体制を変更することにした（カツコ内は休止または再稼働の時期）。