信号におけるフェールセーフマイコン技術概観

摘要

我国で、最初にフェールセーフマイコンを信号保安装置に適用したのは、昭和60年3月に京浜東北線東神奈川駅で使用開始した電子連動装置である。 続いて半月後の同年同月、新幹線100系モデルチェンジ車用ATC車上受信器で、フェールセーフマイコン及びデジタルシグナルプロセッサーを使用し、我国で最初にアナログ信号のフェールセーフ処理をソフト処理化した。 その後、踏切制御装置、電子閉そく装置、ATS装置、軌道回路装置等、電子連動装置やATC装置以外の信号保安装置にも、フェールセーフマイコンは広く採用されていった。