東南極,プリンス·オラフ海岸の東部に位置する日の出岬には,中期原生代のトーナライトが産出する。それは高SiO_2アダカイト(HSA)や太古代のTonalite-Trondhjemite-Granodiorite(TTG)(例えば,Drummond and Defant,1990;Martin,1999;Martin et al.,2005)に類似した全岩化学組成の特徴を有しており,中央海嶺玄武岩(MORB)がニグロジャイト相条件下で部分融解してできたメルトに由来すると考えられてきた(Shiraishi et al.,1995;Ikeda et al.,1997;Hiroi et al.,2006,2008)。
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