台風23号による高知県の海岸災害について

摘要

平成16年の高知県は猛暑に見舞われ、各地で最高気温の記録を更新し、さらに観測史上最多となる年間5個の台風が上陸した。 6月11日に台風4号が室戸市付近に上陸したのを皮切りに、同21白には台風6号も室戸市付近に上陸した。 7月には台風10号が、9月には台風21号が県西部に上陸した。 そして」10月20日には5個目の台風23号が土佐清水市に上陸し、沿岸部に沿って東進し室戸市に上陸した。 室戸市菜生海岸の防潮堤が決壊するなど、特に東部で被害が大きく、県内で8人の犠牲者を出した。