愛しの「ぬいぐるみ特撮」

摘要

思春期に入る少し前=感性が最も むき出しになった頃に出会った事物 は、一生その人の価値観や嗜好に影響 を与えるものです。ボクにとってそれ は、手塚治虫の漫画、岡本太郎の芸 術、そして円谷英二の特撮でした。 「回想法」という治療法がありま す。過去の楽しい思い出を振り返る ことで、心の元気を取り戻す心理療 法です。手塚治虫の描く未来に胸躍 らせ、大阪万博のベラボーなビジョン に夢を描いたボクにとって、最高の「思 い出療法」の素材は、子供時代にテ レビにかじりついて観た「ウルトラシ リーズ」です。