WHO基準とRECほTガイドライン

摘要

その薬,果たして効くのか,効かないの力'。腫瘍に罹患した 症例に対して化学療法を実施する際に，もっとも重要となる 命題である。ある化学療法力;特定の腫瘍に対する治療として有効である かどうかは，臨床試験によって検討される。臨床,では化学 療法の有効性を客観的な方法で評価することが絶対条件であ るが,腫瘍サイズの変化は化学療法の効果を直接反映する確 かな指標となる。化学療法によつて腫瘍が縮小，あるいは消失 した場合，その薬剤はあきらかに有効であつたと判断するこ とができる。そのため，化学療法による腫瘍の縮小効果は，多 くの臨床試験において化学療法の有効性を示す客観的な根拠 となっている。