CIM (Construction Information Modelingの略で建設分野全体の3次元化を意味するBIMの一部として認知,以下CIMという)は,H24年度から国土交通省が推進する建設生産性の向上を目的として導入された技術である。橋梁上部工事は,試行工事(受注者希望型)の対象になっており,仮設工を含む工事対象物について,工事中の施工計画検討,施工管理,安全管理および協議等への利活用が期待されている。具体的には,調査·測量·設計·計画から3次元モデルを導入し,施工および維持管理の各段階に連携,発展させることで,関係者間で事業全体の情報が共有でき,一連の建設生産システムの効率化や高度化を図ることが可能となる。なお,H30年度から「新技術導入促進(調査)経費」等の活用において,橋梁,トンネル,河川構造物,ダムなどの大規模構造物の詳細設計がBIM/CIMの対象となる。
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