公園における自然エネルギー利用

摘要

21世紀の課題は地球環境保全問題，石油枯渇などのエネルギー問題，人口爆発・食糧問題，水不足問題などに集約されると言われている。 とくに石油は，可採埋蔵量が約40年と推定され，今後の石油消費量増を勘案するとその利用可能年数は20年弱（多分5～10年を経ずに対応策が必要となる）と予想されている。石油を燃料とする自動車は，石油の温存と地球温暖化回避CO_2排出量削減のため，“脱”ガソリン車の開発が急務となっており，現在，国および自動車産業などは，地球環境問題と石油代替問題を解決するエースとして，燃料電池の実用開発を強力に展開中である。 燃料電池の燃料としては，過渡的には温暖化CO_2排出が避けられないガソリン，天然ガスなどからの改質が候補とされているが，もっとも望ましいのが“水素”と言われている（館内端，ガソリン車がきえる日，宝島社新書，2000.11）。