どう動く2008年の石油産業収益性確保へ気がかりな需給緩和

摘要

2008年は波乱の幕開けとなった。 NYMEXの石油先物市場で新年早々の2日にWTI原油がとうとう100ドル／バレルの史上最高値を付け、ドルが急落、3日には108円台まで円高が進んだ。 原油高がこのまま定着すると、石油産業のマージン圧縮がますます深刻化し、石油製品価格のいっそうの底上げは避けられない。