喜ぶべき医学の進歩が国を滅ぼす

摘要

s20世紀は石油の世紀と呼ばれ、石油という優れたエネルギーの大量消費によって、高度文明を人類は築きあげ、21世紀も未曾有の繁栄を続けている。また、科学技術の進歩、特に医学の発展によって、人類の寿命は驚異的に改善されている。長期的な視点からの経済統計を専門とする経済学者であるアンガス·マデイソンによると、日本の平均寿命は1900年に44歳であったものが、1950年に61歳、2000年に81歳と驚異的に伸びている。