曲線連続桁橋の設計と都市内重交通路線下での架設: 近畿自動車道 守口ジャンクション

摘要

守口ジャンクションは，近畿自動車道と阪神高速12号守口線を直結する橋梁である.大阪中央環状線の渋滞緩和，名神高速道路および第2京阪道路とのネットワーク化による大阪中心部と京都圏へのアクセス向上を目的としたジャンクションである.図-1にネットワーク図を示す.本橋は，大阪府守口市大日町(市街地内)に位置し，日交通量90000台の大阪中央環状線(府道2号線)をはじめとする，近畿自動車道，阪神高速12号守口線，寝屋川バイパス(国道1号)などの重交通路線が近接している.このほかに，大阪モノレール(東側)，庭窪浄水場(西側)，淀川(北側)が隣接しており，3方向を制約された中に計画されたため，非常に道路線形の厳しい構造型式となっており，場所的制約と時間的制約のある中での鋼桁架設を行う必要があった.