「水力鋼構造物の維持管理に携わって思うこと」を読んで

摘要

水力鋼構造物という普段携わっている橋梁ではあまり耳にしない分野(私だけかもしれないが)に興味を持ち拝読させていただいた．近年，土木構造物の施工時や維持管理におけるモニタリングやICTの活用が進められている．様々な分野がある中で同じ技術やシステムの適用が最適とは限らない．それでは有効に活用できないだろう．一辺倒の考え方，技術，方法では有効性は得られないと私も思う．予測してこなかった事象やこれまでの経験の蓄積により，各専門分野，各構造物，各地域に沿った技術や基準が普及していくのだろう．