シャントエコー画像の見かた

摘要

短軸?長軸の画像表示における約束ごと. 血管の横断像を短軸、縦断像を長軸といいます。短軸や長軸の向きについての約束ごとを、 施設内で決めておく必要があります。ここでは、多数の施設が採用している方法で説明しま す。まずはエコー画像の左右とプローブの左右についてと、その合わせ方について説明します。プローブの側面には凸型または凹型のプローブマークがあります。これはプローブの左右を示す目印になっています（図1）。エコー画像の右側上部にもマークがありますが、これはプローブマークと同じ向きであることを示すものです（図2）。これらプローブの向きとエコー画像の左右を合わせることで、血管をどの向きで見た 画像かを伝えることができます。図2左は左上肢前腕のエコー画像で、中央部分の黒い円形が血管の横断像（短軸）です。画像を情報共有する場合は、プローブを前腕の「どこ」へ「どんな向き」に当てて観察したのか がわかるようにしなくてはなりません。図2左のボディマーク（左上肢のシェーマ）の中に、プローブを模擬した青い線と点が示されており、プローブマーク側が点で外側（右側）になっています。