Aさんは80歳代の男性です。50歳代で糖尿病を発症して、10年前に透析を導入し、週3回4時間の血液透析を施行中です。60歳代より房室ブロックにて心臓ペースメーカをレート60ppm設定で挿入しています。最近は食欲がなく、グリコアルブミン(glycated albumin : GA)値は25%と高めで、インスリン製剤の単位を調整中です。また、最近は血圧も上昇しており、ドライウエイトも調整中です。透析日、Aさんは「頭が重くて、食欲もないが大丈夫」と話していました。その日は血圧180/100mmHgで透析を開始しました。透析開始から2時間経過後の血圧測定時に、意識が消失しているAさんを発見しました。
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