ABB CRDSを改良、離れた場所の低濃度ガスを測るドローンを使ってガス漏洩検知に挑戦

摘要

ABB(東京都品川区、中島秀一郎社長)のプロセスオートメーション事業本部は、メタン、エタンの分析計をモピリティに搭載し、導管からのガス漏れを検知するソリューシヨンビジネスに取り組んでいる。コァとなる技術は、ガスパスの両端に設けた高反射率ミラーでレーザ光を数千回往復させることで光路長を増加させ、検出感度を上げるCRD S(Cavity Ring Down Spectrosco-py)をべースに、振動に強く堅牢で安定性を持たせたABBの特許技術「OA-ICOS(Off-Axis Integrated Cavity Output Spectroscopy)法」。CRDS開発のパイォニアであるLGR(Los Gator Reserch)の技術を継承、同社が特許を有する波長可変半導体レーザ(tunable diode laser)によりppbレべルの分析を可能としたうえ、モビリティ測定を安定化させる工夫を施した分析技術である。