景況好転でさらなる成長を狙う海外ガスビジネス

摘要

海外各国も未だ感染症の影響下にはあるものの、経済状況は概ね回復基調といえる。現地に拠点を置く日系ガス企業も、今後の市場拡大を見据え設備投資を行うなど、積極的に事業展開を進めている。 日本酸素ホールディングス(HD)の欧州事業を管理しているのが、ニツボンガシズューロホールディング(エドアルド·ギル·エレホステ社長、日本酸素HD取締役、以下NGE)である。スペインの首都マドリッドに本社を置く。そこに、2019年4月に赴任したのが、黒岩誉インテグレIシヨン·ディレクタ-である。昨年6月に新たに日本人社員が赴任するまで2年以上、日本人としてはー人の赴任だった。