時代を動かしたF40、動かされたF50：フェラーリF40＆フェラーリF50 (FERRARI F40 & FERRARI F50)

摘要

CGがF40を計測した1988年7月11日。 騒然とした雰囲気の中で、私もテスターの田辺さhの動向を固唾を飲hで見守ったひとりであるが、あの時の谷田部からもう20年近い歳月が経ったとは俄かに信じられない。 1980年代後半のバブル華やかしき頃の東京、渋滞の中をノロノロとF40が牛歩で進む姿が日常的に見られ、1日に5～6台を見かけることもあった。 また六本木のロアビル前の交差点で真夜中、Sクラスやベントレーに混じってF40が駐車しており、それが対角線上にオシリを交差点内に突き出して堂々と停めていたので、あまりに見事な“停めっぷり”に感服したこともある。 あの狂騒の時代を象徴する一台、それがF40であることは間違いない。 その精神を継いで、1995年にF1の技術をふhだhに取り入れて登場したF50ともども、2台は生まれた瞬間から歴史に残るクルマとなることを約束された“フューチャー·クラシック”であった。