工業用ビデオ内視鏡による自動車内部非破壊検査

摘要

自動車産業における製品の品質向上には、さまざまな検査手法が用いられている。分解や破壊を行わずに内部状態を観察する内視鏡検査も、その一つとして広く取り入れられている。工業用内視鏡は、その有用性から多くのメーカーで製品化されており、各製品がそれぞれの特長を持ちあわせている。また価格も、高額なものから手ごろなものまで製品の仕様や機能により様々である。当社では、「観る」ことをより手軽にする「操作性」と「携帯性」を追求しながら、ユーザーにとって導入しやすい価格を実現した内視鏡を開発してきた。本稿では当社の「Φ6.9mm先端可動式ビデオ内視鏡VJ」について紹介する（写真1）。