東芝は総合電機メーカーとして家電や重電をはじめ，情報通信機器から半導体·電子部品まで，幅広い製品を取り扱っている．製造している製品が多様であり，その種類によって環境負荷は大きく異なるが，工場でつくる段階から，製品としてっかう時のことを考え，使い終わってから資源としてかえす·いかすことをグループ全体で推進している．当社は，メーカーとして"つくる，つかう，かえす·いかす"の各段階で，環境負荷低減のための活動を実施している．"つくる"では生産活動そのものの環境負荷低減を，"つかう"では製品がお客様にわたり家庭などで使用される時の負荷低減を，"かえす·いかす"では有害物の無害化処理や使い終わった製品のリサイクルに取り細hでいる（図1参照）．図1に示すように，当社の重点課題の一つに取り上げているのが化学物質管理の強化である．以下，当社が取り組hでいる化学物質管理の全体像を示した後，PRTR (Pollutant Release and Transfer Register)への対応を紹介していく．
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