照明用インバ一タの回路設計

摘要

照明用インバータが本格的に市場展開され始めた1980年代後半、大電力分野ではすでに高調波間題が深刻になりつつあった。 たとえば、1987年8月18日午後、関東金城で発生した大伴確、同年9月20日の八ヶ岳ロープウェイの100乗りゴンドラ衝突事故、1988年8月18日大阪の無人電車ニュートラムの暴走脱線事故など、行政当局は原図を明らかにしなかったが高調波に違いない。 当時、出力は小さいものの稼動台数の多さから、テレビが日本全体では最大の高調波発生源であった。 個別の高調波発生源としては、省エネと快適さをキャッチフレーズとするインバータエアコンがもっとも大きい。