携帯電話向けD級オーディオアンプの特徴と活用技術 - 携帯電話で求められているオーディオアンプの特性とそれを実現するIC技術について、設計のポィントも含めて解説

摘要

D級動作(PWM出力）のパワーオペアンプというと、昔からモータの駆動用に一般的に使用されていたが、近年、半導体製造技術の進歩により音声帯域専用のオーディオアンプにも採用されるようになりつつある。D級アンプは電力効率が80％～90％と高く、発熱が非常に小さいため、スペースの制約から放熱板がつけられず、発熱の問題を抱えるようなLCDのディスプレイ、ノートパソコン、PDAなどのスピーカ駆動用を中心に採用が進hできた。