準D級擬似共振コンバータの高効率化技術：擬似共振技術と部品の低ストレス化対応技術を融合した高効率コンバータの構成と動作を概説する

摘要

情報化社会の進展に伴い、情報通信機器から家電機器まで電子機器は著しく普及し、小型·高効率であるスイッチング電源は、現在このほとhどの電子機器の電源として用いられてきている。 これに伴い電源に対する市場からの要求は小型軽量·高効率·低ノイズの高性能化に加え、経済性も同時に要求されてきている。 小型軽量化と経済性に対しては、従来からスイッチング周波数の高周波化がその手法として適用されてきた。 しかし、一般的なPWM （ハードスイッチング）方式における単なる高周波化では、スイッチング損失·サージの増大による課題の顕在化により、小型軽量化は限界となっている。 本稿において、その概要について解説する。